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小説の、小説による、小説のためのブログの別館です。本当にブログらしい、ブログです。
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「・・・・・・・・・・」
「そのバンドについて、詳しいことを教えてくれんか ―――――」
 冴子は、中世のリュート奏者のように、弦をかき鳴らし続ける。その妙なる音曲と、奏者の視線を交互に見ていると、
この人は本当に現代の人間かと思わせる。
その指が生み出す旋律は、一見、クラシックを思い起こさせた。しかし、古典でありながら、全く旧さを感じさせない。
バッハだとか、モーツァルトだとか言う、かつての巨人たちの旋律を一切、感じさせない。
クラシックを完全に自分のモノとして消化し、新たな音楽を創りだすたけの構想力と創造性を併せ持っている。


 今日、書き終わった小説の中から。
我ながら、よくも、恥ずかしくもなくこんな文章が書けると感心させられる。
 私は、小学生のころ、ハーモニカやリコーダーで、足をくじいたほどの音痴だ。音楽的センスは生まれつきゼロに等しい。
そんな私が、こんな文章を書くのである。
文章書きとは、小説書きとは、なんと恥知らずが多いのだろう。
 だが、その半面すばらしいものでもある。こんな体験ができるのだ。悪くない
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戦い
つねに羞恥心に苛まれています。
一つの強迫観念かもしれませんが、私は自分の知らないこと、できないことは文章に書けないという思い込みがありました。そうなると、自分の体験談や一般論しか小説にできないのですから、書けなくなるのも当然でした。
だから、今ではもう、思いっきり恥をかこうじゃないかというぐらいの精神で、羞恥心と戦っています。
錦鯉太郎 URL 2009/03/06(Fri)10:17:08 編集
コメントありがとうございます
こういうとき、よく私が例を挙げるのは、司馬遼太郎です。彼は一国を指導したころは、おろか、一兵さえ、指揮したことがないのです。にもかかわらず、戦国武将や英雄の小説を書いています。要するに、想像力というものは、すべてを飛び越えて、アカーシックレコードに到達するものだと思っています。司馬はレコードから、何らかの体験を得ていたにちがいありません。
ueno URL 2009/03/06(Fri)12:36:42 編集
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